去る11月27日に参加した「出張マンガ編集部」イベントを通じて、5社の編集部に自作の漫画を持ち込みをしました。
この記事で、その時のことをレポートしていこうと思います。
結論から言うと………
はまかぜは、まだ雑誌掲載デビューを果たしたことがありません。
(2022年現在)
そんなワタクシが自分のことを漫画家と言っていることに、
嫌悪感を持つ方もいらっしゃると思います。
そういう人も居ると思いますがそう言う方はブラウザバックしてもらって
はまかぜは「漫画を描く仕事が心から欲しいから」 2021年から漫画家と名乗りはじめました。
今回持ち込みをして自分の実力不足を知り、目標への道は遠いことを思い知りました。
そんなワタクシが言うのも生意気かもしれませんが
もしはまかぜが過去に公開した漫画を読んで、
面白いと感じてくださった読者さんには
ご自身の「共感性」や「読み取る力」に
すごく自信を持っていただきたいと思うんです。
同じ漫画を読んでも、
いくつかの編集者さんが理解できなかったことや、
面白みを受け取れなかったことなどがありました。
いままでの漫画を理解してくれた読者さんは、
「共感性」や「読み取る力」が特に優れています。
ワタクシが人の能力を評価できる立場では無いのですが…事実として考えています。
漫画についていろんなことを編集者さんから言われたので、
これからは読者さんが「頑張って読んでいた箇所」が無くなるように
漫画をより読みやすいものにしていきます。
これからも応援していただけると嬉しいです。
持ち込みとはなんぞ
2017年から漫画を描いてきてやっと、持ち込みをしてみようと思い立ち
「出張マンガ編集部」に行けば、
1日でたくさんの出版社に見てもらえるらしいと知り
東京へ遠征することにしました。
さて持ち込みについてですが、知らない方に短く説明すると
先の漫画の繰り返しですが
「自作を編集者に見てもらい、感想をもらうこと」です。
漫画家なら編集者が担当している媒体での掲載を目指して出すことが前提ですが、
アドバイスをもらいたいからという点が大きい方もいます。
ワタクシはというと、同じく………
もっと細かく言うと、このような理由でした。
もっと
読んだ人の心が動かされる漫画を作りたい。
ストーリー漫画を媒体に載せる足掛かりが欲しい。
そんなワタクシですが、己の足で新幹線に乗って東京に向かい、
わざわざ若者に揉まれ編集者の目にふれ、
自意識をズタズタにして帰ってくることも(いちおう)覚悟でのぞみました。
のだが………
その持ち込みを通して、
自分の漫画が認められなかったことを、
わざわざブログで喧伝するなんて、
我ながら恥ずかしくて爆発しそうです。
「出張マンガ編集部」への参加に興味がある方 や、
はまかぜがどんな風に揉まれたのか知りたい方は
続きもご覧ください。
人気の差がすごかった 待ち時間の差もすごかった
(各社は敬称略でお送りします)
50以上の雑誌の編集部が参加したそうですが、
待っている人が多くて人気っぽい編集部と、そうでない編集部の差がとても大きかったです。
人気の編集部はさまざまなジャンルの漫画を読んでくれて、感想とアドバイスをいただきました。
特にKADOKAWAのコミックエッセイは大変な盛況で、
他にコミックエッセイに特化した編集部が無くて
コミックエッセイを描いている漫画家が集まったということもあるのですが
編集部側はなんと編集者さん2人で1人の漫画家を見て、それぞれ評論するという体制でした!
すごいです✨手厚すぎます👏
そのように見てもらえる編集部は他のブースにはありませんでした。(はまかぜ調べ😅)
1人の漫画家に対してとても時間をかけているので、
ワタクシの番がまわってくるまで40分近く待ちました。
その間、他の編集部を少なくとも2社くらいアタックできたはずですー
みんなは同じ轍をふまないでくれよな!
待ち時間の長さをできるだけ短くするように配慮されていたのは
スクウェアエニックスで、会場内でも特に大きな1つのブースに、
まとめてさまざま同社の雑誌の編集者さんが待機しているというものでした。
案内役のスタッフさんまで居る徹底ぶり!
おもてなしの心……✨ありがとうございます🙏
スクエニのブースは漫画家さんで賑わっていましたが、待ち時間が5分~10分ていどで
かつ漫画を見てもらう時間の方は充分もらえました。
1点注意なのですが、スクエニの雑誌は数多くあるので、
どの雑誌に携わっている編集者さんに見てもらえるのかはよく分かりません。運みたいです。
自作を掲載させたいスクエニの雑誌がある漫画家さんは、初めにそれを伝えるとか
1社1枚渡す「エントリーシート」に描いておくことが絶対オススメです。
はまかぜの漫画を見てもらいました
はまかぜが持ち込んだ漫画作品は3つ
- エッセイ漫画 [未公開新作]
- 創作漫画2作 「未来であの日を1」「未来であの日を2」
エッセイ漫画について
今までどうして気がつかなかったんでしょう😱
主人公がカバの擬人化であること→主人公以外が人間であることに作中で何も説明が無いことが変に感じたそうです。
そうか…
読者さんが違和感を感じることを先回りして説明する。
「読者さんが違和感を感じること」を見つける感覚はなかなか難しいことを痛感しました。
自作漫画のネームを自分で厳しい目で見ても、気が付けなかったことがかなり悔しいです。
ワタクシの漫画は身内に見せたりするのですが、
やっぱり身内ですので初めて読んだときの感覚は薄れるみたいですから頼りにできるわけではありません。
対策としては、他の漫画家さんが描いた作品を読んだ時、
何か違和感を感じたら記録しておくなどする。かなぁと今は考えています。
短編で、日常で、どのエピソードも面白いものが今のセオリー
新人なら、という前提があるんだと思いますが 確かにそうですよね…と思います。
創作漫画(ストーリー漫画)について
「いつ読んでも楽しい」とか
「自分もなりたい」と読者に思ってもらえるように演出することです
「楽しい」という読後感を、どう統一していくかで作家性が出てくるというところでしょうか
楽しいも、/キャラの関係性が尊い/最後スカッとする/読んで知見が広がる/見たことない展開がある/など
読者さんがどう感じてくれるか、狙って統一させるのがマストやったんや…😰
そんなことも知らなかったワタクシ自信を殴りたい。
ど素人のはまかぜですが、持ち込みをする漫画に、
コレドナ感(これどうなちゃうのと思わせること)にこだわる編集者さんは居ませんでした。
はまかぜはもっともっと短編を頑張る必要があります。
(おまけ)人によって情報量の差は、かなり大きいです
もし
👬「はじめて持ち込みをするために「出張マンガ編集部」に行こう!」
と考えている諸姉兄がいるなら
お役に立つかもしれない感想をこっそり描いておこうと思います。
頭の良い方は事前に推論できることかもしれないので、期待せず読んでください。
見てもらう立場のやつが言うことじゃないのですが、
編集者さんによってコメント量の差がすごく大きいです。
今回、ワタクシは超大手雑誌の編集部からWEBメディアの編集部まで、
購読者の規模感に隔たりがないように選んでアタックしました。
そこで超大手雑誌の編集部さん2つ当たったのですが、共通点があったので書こうと思います。
超大手雑誌の編集部は、編集部さんが3〜5人体制と、ともに小規模でした。
雑誌の規模と「出張マンガ編集部」の規模は、逆比例の関係かと思うくらい
場所は目立つところにあるのにブースの人員数は最小規模でした。
どういうわけか人気(漫画家の数)もあまりありません。
自分の漫画を超大手雑誌の編集部の方に実際に見てもらって、
前後に他雑誌の編集者さんにも見てもらってわかったことですが
超大手雑誌の編集部のブースは歳若い方が多く、
そのときは漫画に対するコメントが
「内容の感想」「表現の感想」に終始していたことが印象的でした。
それでいいじゃんとお思いの漫画家はそれで良いのですが
一方で超大手雑誌以外の編集部さんは、ワタクシよりも年上の方ばかりで
「内容の感想」「表現の感想」だけでなく
「どう直したらもっと良いか」「どんな漫画がトレンドとして求められているのか」を
合わせてコメントしていただきました。
もっと自分の漫画を良くしたいと考える作家なら、後者の方がありがたく感じますよね。
コメントの情報量と出版社や年齢は関係がないと思いたいのですが、
はまかぜの印象としてはハッキリ差が見えました。
そもそも超大手雑誌の編集部さんは、はまかぜの漫画に見切りをつけて、
早く終わらせたいと思っていたのかもしれませんね。
漫画をお見せする前から編集者さんを選り好みするのは全くナンセンスなことですが、
もし「出張マンガ編集部」で超大手雑誌に当たってみようとお考えの諸姉兄は、
事前に質問を考えてのぞむと、会話もはずむと思いますし
自分のステップアップのヒントを得られるかもしれません。
漫画家に対してお話できることがいっぱいある編集者さんなら、
お話を遮ってしまうので、あえて事前に考えてた質問をする必要はないと考えます。